About Us  ごあいさつ  写真提供:欧州委員会

ごあいさつ

山内進 一橋大学副学長 EUSIAdvisoryBoard委員長山内進 一橋大学副学長 EUSIAdvisoryBoard委員長

EUSIへの期待と確信
 EUいわゆる欧州連合は、現在27カ国からなる巨大な政治経済統合体で、そのGDPは 2008年にはアメリカ合衆国よりも多く、日本の2.5倍以上にまでなっています。世界におけるEUの存在感は20世紀末から飛躍的に高まり、21世紀初頭の今EUに対する考察なしに世界そして日本の政治経済や文化について語ることは不可能になっています。EUはあらゆる分野で注目すべき活動を行い、世界に大きな影響力を行使しつつあります。21世紀に生きる私たちは、EUについてもっともっと関心をもち、多くのことを知り、EUと多面的な交流をしなければなりません。
 EUSIは、そのための日本とアジアにおける拠点となることが期待されます。EUSIはこの点で、二つの長所を備えています。
 一つは、EUSIは、欧州委員会より三年半にわたり財政的に支援されていた、日本におけるEU研究のための学術拠点EUIJ東京コンソーシアムの中核的活動を受け継ぎ、新たに欧州委員会によって支援されていることです。EUSIは、すでに日本における拠点としての基盤を備えています。
 もう一つは、日本におけるEU学術研究の中核的担い手である、一橋大学・慶應義塾大学・津田塾大学の三校がコンソーシアムを組んでいることです。EUIJ 東京コンソーシアムの構成校であった一橋大学、津田塾大学と、同じくEU学術研究に多大な成果を収め、日本で唯一ジャン・モネCOEに指定されている慶應義塾大学が緊密に連携し活動することによって、EUSIの挙げる成果やそのネットワークはグローバルなものとなります。
 EUSIがEU学術研究に関する日本とアジアにおける重要拠点となるには、もちろんこれらの不断の努力が必要です。多くの困難が待ち受けているのも確かでしょう。しかし、EUSIには十分な素質と条件が備わっています。私は、EUSIがEU学術研究に関する日本とアジアにおける最重要拠点となることを期待しています。そして、そうなることを確信しています。皆様のご協力とご支援をお願いしたいと思います。

田中俊郎 EUSI所長 慶応義塾大学法学部教授 ジャン・モネ・チェア田中俊郎 EUSI所長 慶応義塾大学法学部教授 ジャン・モネ・チェア

 2008年12月から準備を進めてまいりましたEU スタディーズ・インスティティ−ト(EU Studies Institute in Tokyo: EUSI)が、2009年4月1日に正式に開設され、5月22日にそのオープニング式典を開催できますことは、とても嬉しいことであります。
 EUSIは、欧州委員会から4年半にわたって財政支援を受け、一橋大学・慶應義塾大学・津田塾大学の3校によるコンソーシアムが、EUに関する教育・研究・広報などの活動を行う拠点です。
 EUは現在、27ヵ国、約5億人の人口を抱え、米国をも凌駕する経済規模を有し、16ヵ国で共通通貨ユーロを流通させ、さらに共通外交安全保障政策を展開するグローバル・アクターであります。環境、食品や玩具の安全基準など、EUが定める基準がEU域内だけでなく、グローバルなスタンダードになりつつあります。
 しかし、わが国では、特に米国と比較してEUは過少評価されています。そこで、わが国において、EUに関する教育を量的にも、質的にも向上させ、EUに通じた若人の教育を行うとともに、多分野からの研究を推進し、一般の人々に対してEUについて、より幅広くかつ正確な知識を普及することの手伝いができればと思っています。結果として、EUSIが、わが国とEUおよびEU構成国との交流と協力を促進する一助になれば幸いです。同時に、継続採択されたEUIJ関西および新設されたEUIJ早稲田と連携を深め、共にわが国におけるEUに関する教育・研究・広報の活動を積極的に推進したいと思います。
 皆様のご理解とご協力を賜れば幸いです。