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レポート

2014.03 インドネルー大学EUセンター等との意見交換を実施

2014年3月、EUSIでは、林秀毅主任研究員(一橋大学国際公共政策大学院客員教授)はインドネルー大学(JNU)のEUセンター及び政府系調査機関である政策研究センター(CPR)などを訪問し、EU統合とインドを中心とした南アジアの地域統合との比較、及び双方がお互いに与える示唆などについて意見交換を行いました。

インドで唯一のジャンモネチェアーであるラジェンドラ・ジェインネルー大学教授、及び同EUセンター長であるグルシャン・サチュデヴァ教授から、現在の「南アジア地域協力連合(SAARC)」などが地域統合とはいえず地域協力にとどまっている背景は、主要国であるインドとパキスタンの政治的対立が続いているためだけでなく、経済的にも産業構造が似通っており自由貿易の推進により得られるメリットへの期待が小さいためである、といった指摘がなされました。

一方、その後訪問した中近東のドバイでは、現地調査機関などとの議論で 、一時は単一通貨の導入などを目指した湾岸経済協力(GCC)の検討が停滞している背景には、経済面で各国の産業構造は似通っているにもかかわらず、サウジアラビアとカタールを始めとするその他国の間の主導権争うと政治的対立がネックになっているという興味深い議論が展開されました。